株式会社オフィスミツヒロ株式会社オフィスミツヒロ

経営者の羅針盤

2021年7月28日

第1回「税務調査って怖いもの?」 

税務調査といえば、映画「マルサの女」のイメージが強いのか、散々下調べをした挙句、突然やってきて、そのまま上がり込み、書類などを押収していく、そのようなことを想像している方も多いようです。よく勘違いをされますが、「税務調査=マルサ」ではありません。
「国税査察官(マルサ)」が行う調査は、「強制調査」と呼ばれるもので、脱税をしている悪い会社を対象に行われます。通常は、マルサが入ったりはしません。

それでは通常の税務調査とはどのようなものなのでしょうか。会社が受ける通常の税務調査は「任意調査」と呼ばれ、「国税調査官」が行います。この調査は、脱税など悪いことをした会社や社長を取り調べるために行われるものではなく、あくまでも税務署に提出された申告内容が正しいかどうかを確認するためのものですから、むやみに恐れる必要はありません。

「国税調査官」も「国税査察官(マルサ)」も国税庁の職員ではありますが、やっていることはまったく違います。通常の税務調査において「ガサ入れ」のような行為はないので、心配することはありません。

税務調査は、税務署が「調査したいです」と言ってきて、社長が「はい、いいですよ」と了解するから実施できるのです。

それでは税務調査は断ることができるのでしょうか?

それについては第2回で解説します。

 


※本記事は2021年7月時点の情報を元に作成しています。
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