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お知らせ

2011年6月1日

葵祭 ~歴史と未来~

あじさい 6月になりました。

中国地方の梅雨入りは、平年に比べ12日早い5月26日でした。
この記録は、観測史上3番目に早いものだそうです。


 また、気になる梅雨明けは、平年通り7月21日頃と発表されました。


今年の梅雨は少し長くなりそうなので、体調管理に気をつけて過ごしたいものです。
 
 
さて、先月のことですが、京都三大祭りの一つである「葵祭」へ行ってきました。


 この祭は、毎年5月15日に行われる、平安時代から続く王朝風俗の優雅な伝統と歴史を感じる祭りですが、1ケ月に渡る行事の中での見所は、なんと言っても「路頭の儀」と言われる総勢511名、馬36頭、牛4頭、牛車2基からなる行列です。


 
 この行列は、平安貴族そのままの衣装、藤の花で飾られた牛車や銀面をつけた華麗な馬などからなる典雅優美なもので、先頭から最後尾まで約1キロに及びます。


 そして、京都御所を出発して市内およそ8キロの行程を巡行し、賀茂
御祖神社を経て賀茂別雷神社へ向かいます。


 


都会にあって、平安時代そのままの祭りを再現し、牛馬を引いての行
列は大変だと思いますが、千年以上も続く王朝絵巻の世界には、京都の
伝統産業に支えられ、職人技に磨かれた伝統と歴史が息づいており、見
応えが有ります。
 そもそも、この葵祭の起源は、凶作が続いたため祭礼を行ったところ、
風雨はやみ五穀は豊かに実り、国民も安泰になったことが始まりと言わ
れています。
 大自然の前では人間は無力で有ることを思い知らされますが、私達が
思い描く理想の未来を実現させるためには、前を向いて計画し実践し続
けることが大切ではないでしょうか。

 
             税理士 光 廣  昌 史